セリエAは先週末の試合を終えていよいよ残りが10試合となりました。
いよいよ佳境に入りつつあるリーグ戦ですが、今シーズンはある意味ではっきりしているところもあるし、混戦になっている部分もあるというのが正直なところでしょう。
まずはっきりしている部分としては、上位3チーム(インテル、ユベントス、ミラン)をあげることができます。首位のインテル(勝ち点66)と2位ユベントス(勝ち点59)との勝ち点差は7で、2位ユベントスと3位ミラン(勝ち点54)との勝ち点差が5。さらに3位ミランと4位ジェノア(勝ち点48)との勝ち点差が6とそれぞれの勝ち点差が少し離れています。
さらには上位3チームの後半戦に入ってからの獲得勝ち点も、インテル23点にユベントス19点、ミランが17点と他の17チームを上回っています。それに加えて現状の戦力を考えれば、まず上位3チームはこの3チームでほぼ決まりと考えていいのではないでしょうか。ミランは3位以上ならアンチェロッティ監督の残留が濃厚となるわけですが、レアル・マドリードに行くという噂もあるだけにこのあたりはシーズン終わってからどうなるかという感じですね。
混戦になっているのが4位以下です。4位のジェノア、5位のフィオレンティーナとローマ(勝ち点46)が一つの固まりになっています。このあたりの混戦はおそらく終盤までもつれそうな気がしますが、戦力や勢いを考えればローマが一番有利と見ています。
ローマは戦力が他の2チームより上であることに加えて、欧州での戦いが終わってここからはリーグ戦1本に集中できるのが利点です。ジェノアは大崩れしなければ少なくとも来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEFAカップより改称)に出場できると思います。心配なのはフィオレンティーナでこのところUEFAカップ敗戦のショックからちょっと立ち直れていません。戦力的には問題ないだけに早く立ち直ることができるかが、来シーズンの欧州カップ戦への挑戦権獲得のための重要なポイントになるでしょう。
7位以下はパレルモ(勝ち点42)、ラツィオ(勝ち点41)、カリアリとアタランタ(勝ち点39)と続きます。これらのチームは好調になったかと思えば、その調子が長続きしない傾向にあります。4位グループとの差を考えると少し厳しい感がありますが、まだチャンスはあるだけにここからの頑張りが重要になります。またラツィオはリーグ戦に加えてコッパ・イタリアでも準決勝まで進んでいます。優勝すればUEFAヨーロッパカップに出場できるだけにこちらにも力を入れたいところです。
今シーズンの序盤戦で快進撃を見せたナポリとウディネーゼはともに勝ち点36で11位タイとなっています。ナポリは後半戦に入ってからの勝ち点がわずか3と後半戦だけを見れば最下位で、先日5年間に渡ってナポリを指揮してきたレーヤ監督が解任されて後任にドナドーニ前イタリア代表監督が就任しました。この勝ち点であれば残留はほぼ確実にできる位置にいるだけに、来シーズンを見据えたチーム作りをするにはもってこいといえるでしょう。
一方、昨年11月から今年1月まで同じように絶不調に陥っていたウディネーゼは調子を取り戻し、そして今や欧州カップ戦で唯一勝ち残っているチームとなりました。リーグ戦の順位的には残留はできるが、来シーズンのカップ戦には届きそうにないという中途半端な位置にいますが、かえってUEFAカップに重点を置ける環境にあるいえます。このチームについてはリーグ戦よりもUEFAカップでの戦いに注目したいところです。
13位のカターニャ(勝ち点34)、14位のサンプドリア(勝ち点33)、15位のシエナ(勝ち点31)はよほど失速をしなければ残留は可能だと思います。ただサンプドリアはラツィオと同じように勝ち進んでいるコッパ・イタリアも重要です。
そして残留争いはキエーボ(勝ち点27)、ボローニャ(勝ち点26)、トリノ(勝ち点24)、レッチェ(勝ち点23)、レッジーナ(勝ち点20)の5チームによる争いとなりそうですが、キエーボは後半戦になってから好調で後半戦の獲得勝ち点14は上から5番目の好成績です。この調子が続けばキエーボは残留できるでしょう。残りの4チームは現状では厳しい戦いになりそうです。今の調子だとおそらく勝ち点35〜37ぐらいが残留ラインとなるのではないかと思います。
いよいよ佳境を迎えたセリエA。5月末の最終戦でどのような結末が待っているのか、今後の戦いを楽しんでいきたいと思います。
2009年03月17日
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